IET研究会の設立について

京都大学名誉教授 芦田  譲
京都大学名誉教授 松井 三郎
京都大学名誉教授・特任教授 宮川 豊章
京都大学教授 三ケ田 均

 今日の日本を取り巻く自然災害については、東日本大震災による原子力発電所事故、 御嶽山の噴火、さらには近未来に起こると予測される東海、南海、東南海地震等の 国家レベルでの危機管理が喫緊に課題となっております。
これらの災害による構造物の被害を最小限にとどめるには、想定される危機に耐えうる 構造物の設計・施工に加えて、既存の老朽化した構造物の保守・補強を含めた維持管理が必要であります。

 また、エネルギー問題については、人類は電力、動力源、工業原料、食料供給等の分野において、 安く豊かな石油に支えられて、高度な文明を築いてきました。
 しかし、2010年11月に国際エネルギー機関(IEA)が世界の石油の生産のピークは2005年にピークを 過ぎたと表明しました。
その後、シェールオイル、シェールガスの実用化により、ピークは数年間先送りされが、生産量の急 激な減退、フラクチャーリングに用いる流体による環境問題が生じております。

 このような困難な状況を打開するには、資源は有限であるとの視点に基づき、日本古来の「もったいない」 や「自然と共存し、持続可能な社会」などの価値観に基づいた省エネルギー・省資源の技術体系 (Infra Eco-Tech:IET)の研究・開発が不可避であります。

 本会では、日本古来の『もったいない』や、『自然と共存し、持続可能な社会』などの 価値観に基づいた省エネルギー・省資源の技術体系の研究・開発を行い、持続可能社会の構築に 寄与することを目的とするものであります。


 本会は、以下の部会を設置して以下の事業を実施いたします。

  1. 大学、関係機関との共同による土木・インフラ技術の研究開発
  2. 受託による各種調査および評価
  3. 実用化に向けての提言
  4. 講演会、講習会の実施による啓蒙・広報
  5. 省資源、省エネルギー技術の究開発

名 称 Innovative Eco-Tech(IET) 研究会
設 立 平成28年2月12日
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